こんばんは、皆さん独身の方、既婚の方色々なお立場ですね。
既婚の方は皆さんご主人様とはうまくいっていらっしゃいますか?
私は若くして結婚してからもう32年経ちました。パートナーがいるということは幸せなことであります。感謝しなくてはいけないなってわかってはいますがこれまで色々あったパートナーの顔もみたくもない日も出てきます。
ちょっとしたきっかけで今まで仲良くやっていこうという努力を悲しくも打ち砕かれたような気持ちになる日もきます。
それはたぶん彼からしても同じだと思います。
そんな時は吉野弘さんの祝婚歌という詩を読み返す時があります。
祝婚歌
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派過ぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかがふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いて いるほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい
吉野弘著 ”二人が睦まじくいるためには”より
すべての人間関係にもあてはまる詩だと思います。
これからも今日みたいにこの詩を読み返す日が来ると思います。
なかなか実行は出来ません。
変なプライドがあって近くにいる人には甘えているからかむき出しになっちゃう。
何か言われてもペロッて舌を出せるくらいになりたいなあ。
と思います。ギスギスしていると結局自分を傷つけますから。